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コピペ古典集 ライン4
コピペ古典集妹のオナニー
うちは家庭内で裸でいるのとかに寛容なわりに、エロ関係はタブーというか、 お互いこっぱずかしいので「見て見ぬ振り」が基本になってます。

もう家族でドラマ見てるときにベッドシーンどころかキスシーンがはいるだけで なんか気まずい空気が部屋に流れます。オープンにエロの話とかまずありえません。 全員いい歳なんだし、少しはそういう話とかもあっていいような気がするんですが、 家風なんですね、これって。

そんな家風の中で育っても、妹もお年頃なのでやることはしっかりやってまして、 といっても彼氏がいた事はただの一度もない(はず)ですからいつも自己処理ですね。

妹のオナニーは朝派らしく、朝飯を準備して2階の部屋に妹を起こしにいくと、 階段を上る前からキシキシと押し殺したような振動が2階からしていることが週に一、二度はありまして、 そういうときは向うが気づいてくれるように心持ち足音高めで階段を上ります。

部屋の前で「ごはんできたよー」となかの妹に声をかけると、 心もち上擦った声で「うん、わかったー」とドア越しに妹が返します。

今まさに俺の呼びかけで目が覚めたふうを偽装しているつもりらしいのですが、 本当に寝起きのときは返事なんかしてこないので、そのまま部屋に入って容赦なく揺すって起こします。

2階の妹を起こして台所に戻ると、いつも母さんに「○○ちゃん、起きた?」と訊かれます。

2階からキシキシ振動がする朝には、ほんのたまに、母さんがなにか言いたそうに俺の方を見るのですが、、 いまだにそのことについて母さんがなにか口にしたことはありません。

ちょっと前の話ですが、この手のことで非常に気まずい思いをさせられたんですが、 まず、夕飯の支度を終えた俺が妹の部屋にジャンプを読ませてもらいに行ったんですね。

妹はジャンプを毎週定期購読してまして、本棚の中身も少女漫画よりジャンプコミックスのほうが多いくらい。

家族がそろって夕飯がスタートするまで10数分、あまり余裕がないので勢い込んで妹の部屋へ行くと、 妹がベッドに横になってました。

身に着けているのはTシャツとショーツだけで、 まあ自分の部屋では暑いうちはたいていいつもそんな超ラフな格好なので、 それ自体は珍しいことでもなんでもないわけですが、ああお兄ちゃんいつ入ってきたの?と、 たった今俺に起こされるまでうたた寝してましたというポーズをがんばって取り繕っても、 色白のほっぺたが真っ赤に血色良くなってたり、目がちょっとうるんでたり、微妙に息づかいが荒かったり、 部屋の空気にいつもより生物っぽい、というか、獣っぽい匂いがかすかに漂ってたり、 ああごめん、オナニーの最中だったんですねと非常に気まずい状況です。

こっちもそこは知らん振りで押し通すしかなく、「今週のジャンプ……」 もう読み終わった?と訊こうとしたら、途端に妹の表情がぎこちなくなりました。

ジャンプね、うん、もう読んだよと枕の下からジャンプを取り出す妹。なぜそんなところに? というか、今の今まで”使ってた”んですね、あなた。

たしかに俺も小学生の頃にはいろいろお世話になってましたよ。桂正和先生とか。

でもおまえ高校生にもなって少年誌がおかずってどうよ。もっとなんか他にないのか? はっきり言ってもうジャンプなんでどうでもよく、早くここから去りたい一心なのですが、 ここでジャンプを受け取らないという選択肢はかえって不自然です。

俺は妹が差し出したジャンプを受け取って部屋を出ることにしました。

オナニーしている妹から使ってるおかずを取り上げる兄。
まさに外道。

部屋を出るとき妹のほうを振り返ると、未練がましいような、物悲しいような視線を、 俺の手の中のジャンプに向けておりました。

まだ食べてる途中なのに飼い主に餌皿を下げられた犬のような表情とでもいいましょうか。

そんな目するくらいなら、なぜ「まだ読み終わってないよ」くらいの嘘がつけんのだ、妹よ。

ジャンプを自室に持ち帰った後で、ふと思いつき背表紙を逆さにして軽く揺すってやると、 開き癖がついたページを発見。
リボーンのヒバリさんがぼこぼこに殴られて地べたに這いつくばってました。

お兄ちゃんはおまえの将来がちょっとしんぱいです。



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